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最終秋

ふたたび気温があがった11月の末。
どうも家でじっとしてられません。

という訳でこないだがラストかと思った
晩秋の東京港野鳥公園へ再び。
どんだけ好きなんだっちゅー話ですな。。。

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すっかり茶色くなったオナモミの実。

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サンシュユのてらてらした実。

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そのサンシュユの樹表で見つけてしまった
トゲだらけの生き物ズ。

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きえーーー。背中がぞわぞわする。
誰だっけこれ。えーと。。。
トホシテントウの幼虫でした。
むぅー、五感に訴えかける何かがありますな…

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ヤツデの花カフェはそろそろ閉店の様子。

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アオモンツノカメムシともそろそろお別れなのかなー。

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ひょこひょこと笹やぶに消えていく
スレたハラビロカマキリ。

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まだ目は死んでません。

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枯れススキの中にひそむコカマキリ。

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そして、点々と落ちている


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カマキリのパーツ!

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ここでどんな事件があったのか気になります。。。

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そして
まだいた!アキアカネ(?)

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まんまと同定ポイントの胸の写真を
撮り逃してしまう初心者なのですが…

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ひさびさに会えてうれしかったです。

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足下から飛び出したカナヘビ黒化型。

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日当りのいい葉上にいたウスモンミドリカスミカメ。

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そうそう、一週間前に見た
アオスジアゲハの幼虫はどうなったんだろう?
鳥に食べられちゃったかな。。。

と思ったら、まだイター!!!

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場所も一緒だけど、ちょっと大きくなった?

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前回との比較。胸に白い線が増えてますな。

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他にもいないかと探しまわると…
アオスジアゲハの蛹みっけ!(うれしい)

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ススキの葉上のアカイロテントウ。

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網を張らずに葉の裏で休むジョロウグモ。

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ヒサカキの極小の花の蜜を吸うツマグロキンバエ。

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長い口吻が役に立っているようです。

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いつもベタな写真を撮らせてくれるナナホシ。

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ゴミをいっぱいに背負ったクサカゲロウの幼虫。

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日なたの小屋をうろうろするアシブトコバチの一種

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おっとっと。

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なかなかかわいい顔しています。

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と、翌日から気温がぐっと下がり
大型の虫はまったく見かけなくなってしまいました。
ぎりぎりまで遊んでくれてありがとうね!

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by toyosaki_kanji | 2014-11-30 00:41 | ムシ撮り

近所という難所

日暮れ前に近所の本門寺公園で
1時間だけムシ撮りに行きました。
一番身近なフィールドなので気軽に出かけたいのですが…

いつもは犬連れで歩いているので、
たまにひとりでうろうろしていると
「あら、ぱんちゃんのお父さん、今日はおひとり?」

と言われてしまいムシ撮りに集中できません!(涙)

ちなみに、この日撮れた虫は
おなじみムーアシロホシテントウ。

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イエロー地に白ドットというオサレな配色。
つぶらな黒目。

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もっと人気がでるべき普通種だと思います!

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あとはー、はげちょろけの
アルファルファタコゾウムシとー

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なぜかうれしくないクロウリハムシとー

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チャミノガとー…(でも特徴はオオミノガっぽい?)

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タケノホソクロバ。。。

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以上です。シケててすいません。

そしてやっぱり帰りに犬マダムに捕まり
「おひとりでどうなさったの?」と言われへどもどしました。
オッサンはひとりで歩いてちゃダメなんでしょうか。。。(涙)

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ちなみにこの公園は
テントウムシとカメムシは多めなのですが
びっくりするほどコガネグモ、ジョロウグモなどの大型のクモがいません。
なんかちょっとバランスが変な感じがするんですよね。。。
by toyosaki_kanji | 2014-11-28 16:43 | ムシ撮り

カラスハエトリ♂

ハエトリグモはかわいかっこいい。

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しかし職場で昼休みに
ハエトリグモの写真を検索していたら、
画面をのぞき込んできた隣の女子に
「クモ嫌い!」と盛大なDisを受けてしまった。

…なーんか納得がいかねえ。

(本門寺公園の擬木柵にて)

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by toyosaki_kanji | 2014-11-24 00:20 | ムシ撮り

晩秋の虫探し

午前中の虫占いの結果を受け
来たのはハズレなしの東京港野鳥公園

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カツラの黄色い葉っぱからたちのぼる
焼きせんべいのような香ばしい香りで…

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正直むせかえります。げほげほ。
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さて、今回のウエルカム虫は…

キタキチョウ!素早い蝶ですがやっと撮れました!

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ちょっとオイリーなアカヒメヘリカメムシ(?)

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ススキに止まったツマグロオオヨコバイ

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いつでも撮りやすいツチイナゴ。

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ハネナガヒシバッタ。近づいたら消失しました…

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コートを着こんだような蛾。
調べるのに時間がかかりましたが
ノコメトガリキリガじゃないすかね〜

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ヤツデの花は満開。

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そして花の下をちょろちょろ動きまわる…

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アオモンツノカメムシ!

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久々に野外白バック撮影してみました。
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ちょっと原っぱゾーンへ移動。

そのケツは…ヨモギハムシ!

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先週も会ったけど

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やっぱりうれしいね!

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葉先のキイロテントウ。

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たそがれるヤマトシジミ。

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季節外れのアブラナの上のスジボソヤマメイガ?

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そろそろ夕日が傾いてきたねえ。

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ということでちょっと移動。

なんか糞があるな…と思って見回してみると
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おっ!! アオスジアゲハの幼虫!

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ねえねえ、こんな所で何してんの? UNKO?

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と(脳内で)話しかけましたが
上体を起こしたまま微動だにしません。。。

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蛹になるのかな? でもめっちゃ目立ってるよ…

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と心配しつつ先へ。。。

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しかししだいに日は翳り

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あれだけ直翅類がいた草むらはテントウムシと

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スレたコフキゾウムシ

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ボーベリアに侵されたフンバエが冷たい風に揺れていました。

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気づくと、白い雪みたいな羽虫が舞っています。

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ひゅっと手ですくうと、ああ、これがワタムシか。

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今年は秋が長いと話題ですが、
ひしひしと終わりを感じるようになりました。

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と、言いつつ来週もまた来るんだけどね!
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by toyosaki_kanji | 2014-11-22 19:16 | ムシ撮り

虫日の予感

土日の午前中は、犬を連れて近所の
本門寺公園へ行ってドッグランで遊ばせる
のですが、帰り道は必死になってムシを探します。(血眼)

なにか…いる!(ピキューーン!)

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コンクリの擬木柵に一体化したこの蛾は
チャエダシャク!

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今この世界で、
お前の存在に気づいているのは俺だけ!
(妄想)いいねえ。にやにやしちゃうね。

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続いてクロミャクチャタテ。

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単独行のヤニサシガメ幼虫。
このフィールドではお初です。

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金属柵の上のベッコウバエ。

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なぜかわかりませんが私はこのハエがちょっと苦手。何かぞわぞわするんです。。。

羽化不全?のムーアシロホシテントウ。

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ここからカメムシタイム。

ヒメハサミツノカメムシ(かな?)

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おなじみチャバネアオカメムシ。

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そしてチャバネアオカメムシ茶色型。

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ちょっと昔話をひとつ。

小学生の頃、昆虫少年だった私はこの茶色い
チャバネアオカメムシを見つけたのですが
どーしても種類がわからず、多摩動物公園の
園長だった矢島稔先生に現物を送りました。
数週間後、手紙で丁寧なお返事を頂き
冬に茶色くなる個体があることを教えて頂き
非常に感激した覚えがあります。

…なんで止めちゃったんでしょうね。虫。

と言いつつ、また戻ってきたからいいか!

さて、この午前中の探虫行で
ムシがいっぱい見つかった日は
気温や湿度が高い「虫日」なので
午後は本格的に虫探しに出かけるぞー!

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by toyosaki_kanji | 2014-11-22 18:33 | ムシ撮り

昆虫大学2014in横浜 レポその1


 ノイローゼになってしまった
 友達が僕に言う
 「あの楽しそうなディズニーランドへ
 一緒に行こうよ」って
 でも 僕は行く気がしない
 なぜなら彼は気が狂ってるから


  「ディズニーランドへ」 BLANKEY JET CITY


はい。というわけで行ってきました。
トークしてきました。

虫のディズニーランドこと、昆虫大学2014in横浜へ!


昆虫大学を知らない方に概要を説明すると

昆虫大学は、昆虫その他の「蟲」のもつ多様な魅力をプロから学ぶ不定期開催イベントです。作家・芸術家・研究者・昆虫を生業とする人々を招聘し、虫と虫好きの異様な熱気に満ちた世界をチラ見せすることを目的とします。2012年にアートフェス「TRANS ARTS TOKYO」にとつぜん出展し、以後は決まった学舎を持たず、さすらいの昆活(昆虫活動)をつづけています。(HPより)

わかりましたか? わかりませんか。そうですか。


私の言葉で言うと

昼間は虫の雑貨を買い、昆虫食を食べ、
虫の標本を見たり、生きてる虫を触ったり
夜は虫にまつわるいろんな研究をしてる人の
トークを聞く、という虫界の学園祭です。



わかりましたか? わかりませんか。

じゃ、私と一緒に入学してみましょう。

11/2(1日目)13:00
会場の関内さくらWORKS前


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10分前についた時点で、
入学希望者による30mの行列!
老若男女のムシ好きが
今か今かと開場を待っていました。

頭上をスズメバチがぶーんと飛んでおり、
通りすがりの若いカップルが「きゃあ!」と叫んでいましたが
昆大に並ぶ行列は、眉ひとつ変えず。

虫リテラシーの高さを、早くも物語っております。。。


ビルの2階にある受付で入学料(2日間通し500円)
を支払い場内に入ると…

うわーーーー!すごい熱気!

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というわけで
昆虫大学1日目「昼の部」のブースのご紹介を。
(なんとなく順路順です)

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(1)昆虫大学公式グッズ
昆虫大学の学長にして、このイベントの企画を
されているメレ山メレ子さん主催のブース。
今年の校章モチーフのTシャツの販売に加え

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第1回昆虫大学公式グッズの昆虫大学ノート

第2回昆虫大学公式グッズの手ぬぐいも!

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昆虫大学ノートには3回分の校章のスタンプが押せます。

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こういうお得感のある参加型アイテムがある
ところが、女性ならではのアイディアだな〜
といつも感心させられてしまいます。
私は紫のTシャツをゲット!

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さて、どんどん見ていきましょう。

(2)マメコ商会さん
虫の持つ「キモい」というイメージを完全に
覆す虫アパレル界のトップブランド。
おしゃれすぎて死ぬる。

素敵な虫柄のファブリックで作った、シャツや
カバン、ストールなどのオリジナル衣料品を
販売しています。2012年に購入した
オサムシTシャツは虫イベントの定番着です。


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今回も、ツノゼミ柄の白シャツや、カニ柄の
短パンなど、南国テイストあふれる素敵な
新作がたくさん並んでいたのですが…

迷って迷ってツノゼミバッグを買いました!!

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持ち手は革で、肩にもかけられます。

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中にはポケットもついていて実用性も抜群!

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ごめんなさい。何回もお店に行ったのに
ブースの写真撮り忘れてました。。。(こ、混んでたからね!)

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お次のブースは

切り紙作品の販売・展示をしている
(3)いわたまいこさんのブースです。

このイボタガ、手で切ったとかマジですか?

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と、
見た人は間違いなく目が点になるクオリティ。。。

ウミユリ

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切るのに失敗したらどうするんですか?
「その時は一からです。」

ひっ

「デザインが一番難しくて、
切る方が楽しいです。」


えぇぇぇ

…と、作り方を聞けば聞くほど、
生物への愛と切り絵への神業が際立ってくる
すんごいアーティストさんでした。。。

カンコノキとハナホソガをあしらった今回の
校章の切り絵もありました!

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お次はご存知…

(4)堀川大樹さん(クマムシ博士) 
ムシ界のキャラクター先駆者・堀川博士による「クマムシさん」グッズ販売です!

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ぬいぐるみからTシャツ、メモパッドから
ぬいぐるみまでキャラグッズ展開の基本は
なんでも揃っています!

しかも堀川先生はしょっちゅう
若そうなファンに囲まれてうらやましい
限りでした。。。(そこか)
やはりかわいい黒目キャラじゃないと
ダメか。。。うーん。

と考えていると、
ブースに設置された実体顕微鏡で
乾眠しているクマムシ(200匹)を見せてもらいました!

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絵本で登場させたものの、生クマムシは初。
ちょっと感動しました!

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そしてそのお隣は

(5)TSTアドバンス㈱・㈱栄商さん
クマムシ博士のかわいいぬいぐるみや、その
リアルバージョンを作っているぬいぐるみメーカーさん。

クマムシさん帽をかぶって
会場を盛り上げておりました!

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リアルクマムシさんのぬいぐるみは
あまりの作りの良さに
気づくと購入してしまいました。

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おなか。

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くち。これはいいものだ!

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聞けば会社が会場のすぐ近くだそうで(笑)
水族館や、動物園向けの生物ぬいぐるみを
得意としているそうです。ダンゴムもお願いできないかなあ…

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そして話題の…

(6)昆虫料理研究会さんによる
「昆虫食カフェ」

うわー1回目の昆虫大学でも食べましたよ!
イベントには欠かせない昆虫食!!
というわけで、勇気をふるって
「全部乗せ」をオーダーしてみました。

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うーむ。どうみても虫ですな。。。

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と思ったりしましたが、昼過ぎで
腹ぺこだったこともあり
むしゃむしゃと美味しく頂きました!

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夜に、研究会の女性とお話しましたが
いかに「美味しく」調理するかに情熱を
燃やしておりました!
ちなみに、採りたての虫を野外で
調理するのが一番美味しいそうです!(驚)

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続いて、

(7)はんこのダルマ屋 (P.ダルマさん)
消しゴムはんこをベースにした平面作品の
展示を行っているお若い女性作家さん。

スジグロカバマダラ(かな?)の集団。

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(おそらく)
サバクトビバッタの群生相と孤独相。
このあたりはメレ子さんの著書にも登場する
昆虫大学と縁の深いモチーフですな。。。

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かわいいミツバチの暮らしなどを
はんこと淡い色合いで表現していました。

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おカイコ様消しゴムはんこは即売り切れ!

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2日目は
「消しゴムはんこ押しまくり会」を開催していて大人気でした!

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お次は

(8)昆虫文献 「六本脚」さん
言わずと知れた
虫に関する本を扱う専門店さん。
手ぬぐいや虫の花札(!)に加え
今回は出展者の書籍も販売しておりました。

…ということは

私の絵本も扱ってもらいました!(感涙)

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お、読んでる読んでる。

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2日間でいろんなお話をして
虫本をとりまく世界や、図鑑に対する
熱い思いなども聞かせて頂きました!

私が購入したのは定番ながら
まだ持っていなかった
イモムシハンドブック(1)

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あと2冊! ああでも…
ハチハンドブックも欲しいし。
日本産タマムシ図鑑も、
日本原色カメムシ図鑑も欲しい。。。
(破産)

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まだまだあります。

(9)政所名積さん(展翅屋工房)

虫の展翅(標本を作ること)を生業とする
政所さんの標本製作の実演・販売。

政所先生とは以前、
メレ子さん著の「ときめき昆虫学」
出版記念昆虫観察会にて、虫の先生役
としてお会いしました。

国内外から集められた宝石のような虫たち。

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ゾウムシの冬虫夏草標本がある!

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虫ピンをつかって、硬くなった虫の体を
柔らかくする超絶技巧と、熱い解説に
観客が絶えません。

一日目終了のチャイムがなっても
お客さんに説明しながら展翅を続ける先生。

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放課後に、採りたい虫のいる場所について
質問すると、ていねいに実体験からのアドバイスをしてくださいました。
いつお会いしても永遠の昆虫少年っぷりが素敵です!

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そして企業ブース(と言うんでしょうか?)

(10)風の旅行社さん

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(9)で書いた
「ときめき昆虫学」出版記念昆虫観察会
主催してくださった、ちょっと変わった旅行社さんです。
(HPからお借りしました。茶髪が私です。)

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ネパール・モンゴル・チベットなどへの
少人数から組めるツアーを運営する旅行会社さんなのですが
コケや樹木の専門家と同行するツアーなど
楽しそうなツアーも企画されています。

夜のトークでは、その時の昆虫観察会の
様子をスライドショーにてプレゼンしてくれました。

昆虫観察会の時は、虫に釘付けで
いっこうに進まない列を管理したり(笑)

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車が通る時には、声をかけてくださったりと
やや危うい参加者たちを、しっかりまとめてくださいました。

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冬場は、野鳥の観察ツアーなども行ってるそうです。ご興味のある方はこちらまで。

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どうですか。
ここまで読んで。くらくらしませんか。
書いてる私がしています。

まだこれで半分なんですよ。
ひと息入れたら、「その2」へどうぞ。
by toyosaki_kanji | 2014-11-11 00:53 | 虫イベント

昆虫大学2014in横浜 レポその2

さーて
まだまだ続きますよ!

(11)みのじさん
生物系のイベントに行くと必ずお会いする
虫界の老舗?雑貨屋さん。
イラストレーターのみのじさんが手がける
親しみやすい虫柄グッズはいつも大人気。

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いつでもお客さんが途切れないので
ごあいさつが遅れてしまいました。

さて、
私の今回のお目当ては「虫ポーチ」!

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虫カゴをこんな風にデザインして、野外にも
持っていけるようにするなんて
アイディアがすばらしすぎる。。。

一緒にお店をやっている奥山さんが飼って
いるダンゴムシの色彩変化個体も
撮らせて頂きました!

かっこいいタイガーダンゴム!
(黄色に黒シマ)

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かわいいパンダンゴム!
(顔がちゃんと黒い!)

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アルビノのホソワラジム!

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奥山さんは「ダンゴムシの本」という
世界初のダンゴムシ図鑑を出版されて
いるのですが、数年前から(趣味で!)
色に特徴のあるダンゴムシをかけ合わせて
このような珍品を作出しているそうです!

ほんとこのお話だけで、
一日費やせますな。。。
昆虫大学、濃すぎ!!

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(12)蛾売りおじさん
蛾を売る?おじさん…?
白髪の標本商をイメージしながら
お店に行くと、出迎えてくれたのは
ヒゲをつけたうら若き女性ふたり。

な、なんでおじさんなんだ?、と
頭が混乱しますが展示されている
『蛾』への愛が…

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爆発しております!

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樹脂コーティングされたブローチもやばい!

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私はイベントに行けない友人から
あの店の蛾のブローチを全種買って来い
という密命を受けていたので
開店してすぐにお店に駆けこみましたが
私のすぐ後くらいで売り切れになっておりました。。。

ヨナグニサン、オオミズアオ、
ウンモンスズメ、イボタガ…どれもすばらしいですな!

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近年の女子による、蛾への熱い想いと
作品クオリティの加速をあらためて実感しました!

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(13)九州大学総合研究博物館
カタゾウムシのパネル展示
「おしゃれ虫 カタゾウムシ」

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今回唯一の壁面展示でしたが
世界に分布する宝石のようなカタゾウムシ
の世界をあますことなく、写真パネルと
標本で表現しておりました。

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標本に集まるのは
私のようなオッサンだけではなく…


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すべからく女子!!

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さすが「おしゃれ虫」!
ネイルアートにも似た体色は
女性を惹きつけてやまないようでした。

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私の友人が来てくれたのですがその光景に
「なんで女子が?」「え?だって虫だよ」
と、ものすごいカルチャーショックを受けて帰っていきました。(笑)

しかしこの素晴らしいカタゾウムシたちは
M先生の私物のコレクションも混じっているのかしら。。。

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(14)AntoRoomさん
こちらも生物系イベントでは何度も拝見しているアリ専門のお店です
(あ、希少なカギムシも売ってました!)

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初めて見た時には、こんなお店がこの世に
あるのか!とのけぞりました。(笑)

店主の島田さん自らアリを採集して
自家製の蟻マシーン(観察ができる人工のアリの巣)と一緒に販売しています。

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なにしろすごいのが、働きアリだけではなく
女王アリも扱っているという点。

これはアリの巣を探し当て
何メートルも掘って採集しているという事なのです!

今回はアリとシジミチョウの幼虫の生体展示をしておりました。

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クロシジミの幼虫は、アリから餌をもらう代わりに甘露と呼ばれる蜜を出します。
って…共生関係の話は知っていましたが
それが目の前で見れるんですよ! うわー!!(発狂)

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AntoRoomさんのHPで通信販売もされています。ご興味があればぜひ。

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(15)あまのじゃくとへそまがりさん

どーん!

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と、一度見たら忘れられないこのカブトムシの幼虫が目印。
なんと、このバッグ(!)はオール革製なんです。

そのラインナップは多様性そのもの。

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サバクトビバッタにマルエボシツノゼミ。
アオバセセリ幼虫の入った葉っぱ。

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ヒトノミ!

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そしてカギムシ!

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虫のバッグだけでも驚くのに、すべてハンドメイドの革作品。。。
作りたいものをまず作ってみる姿勢にほれぼれしました。

制作についていろいろお話を伺っていたら、おみやげに
革のプラナリアストラップを頂いてしまいました。。。

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サーセン!

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(16)ひよこまめ雑貨店さん
こちらも2012年の昆虫大学でその存在を
知った有名雑貨屋さんです。

そして今回もやばかった。。。

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ああ。。。。

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蟲栞なんて。。。ちきしょうめ。。。

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なんですかね。ひよこまめさんの商品を見ると、私(男性)の中に住んでいる
乙女、というか女子みたいなものがむくむくと出てきて、
お前絶対に実生活で使わないだろー!
という雑貨を買ってしまうんですよ。

こんな小さなバッグとか。。。

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あと、このイラガの繭モチーフのピンズ!

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イラガの繭の模様ってなんかいいよな…
と思っていた無意識を、バッチリ商品にしてくれるこのセンス!!!
うーん。参った。この商品全部ください!(と言ってみたい)

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(17)中原直子さん(委託販売)
今回唯一お会いできなかったのですが
カタゾウムシ写真のポストカードと
カレンダーを販売されておりました。


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しかしこの美しさは異常。。。

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(13)の展示を見て、このカレンダーを買わない人はいないんじゃないですかね。。。
特に12月のが好みです!

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(18)市山美季さん
羊毛フェルト作家さんによる、カイコ作品の展示。

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白いもふもふがおカイコさん。

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茶色いもふもふがクワコさん。

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もちろん蛾の造形と質感もすばらしい
のですが、私が感動したのがですねー

カイコの下に引いてあるクワの葉っぱ。

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紙でできてるそうなのですが
2色のちぎった紙を張り合わせてから
葉脈をケガくという手間のかかりよう。。。

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こういう細やかな手仕事は、男は(私は)絶対にやりません。できません。

2012年昆虫大学でも赤いダニを出品してらしたはず…!
作家さんのHPをひも解いてみると、
あの生物が、この生物が羊毛フェルトに!

もはや白くまもカイコも、もふもふ感という
点では、同一線上に並ぶ時代ということですよ。奥さん!(誰?)

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(19)編み師203gowさんによる編み展示。
最後になってしまいましたが
これですよ。これ。

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会場を縦横無尽に覆い尽くす
不思議な色とかたちの編み作品たち!

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時には海洋生物っぽかったり、時には虫っぽかったり、時には微生物のようであったりと
ファンタジーかつリアルな作品たちが

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昆虫大学の会場を、完全な異世界に変えておりました。

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学長の頭も異世界に!(学帽だそうです)

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2日目の撤収をお手伝いしたのですが
どの作品も、梁にぶらさがっている糸の
一カ所を引くと、するすると下ろせる仕様
になっており、機能性にびっくりしました。

これは色んなイベントに引っ張りだこだわ。。。

203gowさんも楽しい方で、
自身の作品の下で、来場者たちが昆虫食を食べているのを
ニヤリとしながら眺めておりました。(笑)

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と、
いうのが一日目の「昼の部」のお話でした。
ここまで長文につきあってくださりご苦労さまでした。
※間違いがあったら教えてください。

そしてこの後、「夜の部」のトークイベントになります。
レポその3はこちら
by toyosaki_kanji | 2014-11-11 00:52 | 虫イベント

昆虫大学2014in横浜 レポその3

さて、時計は17時をまわり、授業終了のチャイムと共に一日目の展示終了!!

今回は昆虫大学初の試みとして
夜間部「昆虫夜学」なる予約制パーティーが開催されており、事前にチケットを購入したお客さんがディナー(?)を楽しみながら研究者のトークを聞く、といった流れになっております。

あわただしい雰囲気の中、
会場の半分がレイアウト変更してトーク会場となり登壇者(私含む)はデータのチェック。
開場時間と同時に、並んでいたお客さん達が入場し、ケータリングのディナーとドリンクを手に席についていきます。

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しかし、そんな中、
私のデータだけプロジェクターに出ない!
という事態が。。。(PC上では再生されている)

その時、私の頭の中に浮かんだ言葉は「羽化不全」
絵本をバラして、紙芝居をするか?
しかし用意したあのネタが…などと、脳内は超絶テンパってました。
結局、山田Pさんのおかげで無事再生できたのですが、やっぱりデータだけでなく、自身のノートPC(再生環境)などを持ってきた方が安心ですね。。。(そうされてる方も多かった)


そして18時。お客さんと関係者で超満員の中
いよいよ夜学が始まりました。

私はといえば、待機席でご飯やアルコールを頂いて、登壇者の発表を堪能しつつも、最後から2番目の自身の発表におびえる、という大変忙しい状況でした。

ですので、うろ覚えの内容で恐縮ですが
拙いイラストと、文字多めで紹介いたします。(間違ってたらご指摘ください)

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夜学のメイントークは
岡本朋子さん(化学生態学者・森林総合研究所)による「花粉を運ぶ昆虫たち:したたかな植物と従順な昆虫の共生関係」

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トークの内容は、今年の昆虫大学の校章のモチーフでもあるハナホソガという小さくて地味(失礼!)な蛾と、これまた小さくて地味なカンコノキという植物の共生関係についてだったのですが…

この小さな世界がとっても深い!

派手な見た目を持たないカンコノキは、ある種のハナホソガを誘因する匂いを出して、受粉の手伝いをさせます。ハナホソガのメスは、食草であるカンコノキの種子に産卵し、産まれた幼虫はその種子を食べて育つ、という一見Win-Winな共生関係を築いています。
しかし産卵されたカンコノキは、あまり卵を生ませると種が残らないので、卵を二個生みつけれられた種子を落としてしまう。という…

お花に群がる小さな虫さんたち。ほっこり。

…なイメージの裏側で、お互いがお互いの生存を賭けた戦略的進化を遂げている、という自然が織りなすドロドロした世界のお話でした。

ちなみに
昆大の公式Tシャツを着た岡本さんは、はんなりした京ことば(推測)で、ズバズバと蛾と花の関係性以上のものを切っていきます(笑)

「メスが命をかけて卵産んでるのに、オスは飲み会してる」
「だから野外だとオスの寿命の方が長いかも」
「というかそんなオスは死ね(意訳)」


など、私ふくめ男性の聴衆は殺られっぱなしでした。(笑)

その後、質疑応答タイムがあり、たくさんの質問が飛んだのですが

「ハナホソガは、産卵されたカンコノキかどうかはどうやって判別してるのか?」

という質問への回答で

「匂いが変わります。それでも掟を破る裏切り者やうっかり者は子孫を残せません。」

おおう…私がメスだとしても、絶対うっかりして産むタイプだ。。。

岡本さんの研究についてはこちらのRikejo(リケジョ)というサイトの
インタビュー記事にもくわしくまとまっています!

そしていよいよ贅沢な登壇者による
ライトニングトーク(5分間のプレゼンタイム)に突入!

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(1)白水貴さん(菌類研究者 国立科学博物館)による「DAWN of the ZONBIE ANT」

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トップバッターは、声の良すぎるダンディな研究者。(濃い目)
登壇しただけで、ただ者ではないオーラを放っています。

そして発表内容は
アリをゾンビ化させる菌と、敬愛するゾンビ映画「Dawn of the Dead」の関連性について!
…しびれるほど頭が狂ってます(褒)

スライドの内容は
・アリに寄生する菌を紹介するのにマンガ「寄生獣」を引用。(つかみで爆笑)
・ゾンビ蟻が菌に侵された後も、生前(?)の行動を繰り返すが、ゾンビ映画でもショッピングモールに集まるゾンビの行動が確認されている。。。などなど

牽強付会ながらも計算しつくされた発表に、会場は大爆笑。
私の持っている研究者のイメージを、完全に破壊するダンディきのこマンの姿に、ますます自分の番が怖くなりました。。。

白水さんは若手の研究者として、積極的にニコニコ学会に出たり、海外で講演したり「毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの」の監修など大変に活躍されているご様子。

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トーク後に購入して拝読しましたが、美しく怪しい写真と、実例を挙げた毒きのこ解説の怖さがたまらない(笑)
すばらしい本でございました。キノコ界も面白そうですね〜。

その後白水さんには、担子菌門や子嚢菌門のお話やら、枯れ葉を分解するバクテリアのことまで、素人の私にも分かるように教えて頂きました。白水さん(変態ぽいけど)ええ人や。。。

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(2)風の旅行社 嶋田京一さんによる
「報告!ときめき昆虫観察会」

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昼の部の展示ブースでもご紹介した「風の旅行社」さんですが、

5月、6月に秦野で開催された日帰り昆虫観察ツアー「ときめき昆虫学」と、8月に高尾で開催された「ときめき昆虫ナイト」の様子をスライドで紹介!

秦野の駅前から、ぞろぞろとフィールドへ向かう一行の写真とともに
「まだ住宅街なのに50m歩くのに30分かかる。虫を見つけると進まない」

高尾の夜の観察会では
自販機に集まる虫を観察するために、自販機に集まる参加者の写真を前に
「あやしい」

と、笑いを誘う嶋田さんの解説。

私も5月のツアーに参加しましたが、
超楽しかった上に、現地で虫の写真がうまく撮れなかったことに業を煮やして、新しいカメラ買っちゃいました。あとマクロレンズも。あと捕虫網と…(以下略)

まだまだ虫の居場所がわからない方や昆虫観察を始めたいけどきっかけが…という方はぜひ参加することをおすすめします! つーか、また来年あったらリベンジに行きます。

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(3)堀川大樹さん(クマムシ博士)による
「クマムシのはなし」

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言わずと知れた(2回目)クマムシ博士によるふわっとしたタイトルのトーク(笑)

白衣&クマムシさん帽という出立ちの博士による、クマムシの基本的な知識についてのお話でした。

主なテーマは
「クマムシはどこにでもいる」と「宇宙でも生きていけるすごいムシ」

どこにでもいるということで、学長と一緒に都内で採取したコケの写真を示しながら
「この人毛がからまったきったないコケがいいんですよ」
と熱く語る博士(笑)

・乾眠することで極限環境でも耐えられる
・体内の水のほとんどを失う
・代謝が見られない
・長期生存(10年)が可能になる
・極限環境耐性がみられる、など

クマムシのすごさをこれでもか!と並べていきます。

昼間キャラクターグッズを売っていた
博士の姿とはまた違う、研究者らしいプレゼンでした!

というか普段は研究をして、昼間は物販して、夜はトークやって、翌週はデザフェス出て…と、ある意味博士も最強生物だと思います。。。

そんな堀川博士の書籍はこちら!
クマムシ博士の「最強生物」学講座

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(4) 知久寿焼さんによる
 「東南アジアのチビズキンツノゼミ種群」

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「…ツノゼミはもう皆さんご存知ですね?」
から始まった、東南アジアに住むチビズキンツノゼミ種群への解説とその愛。

知久さんと言えば、
私が中学生の頃に「たま」というバンドのギター・ボーカルとしてイカ天からデビュー、紅白歌合戦にも出場し、現在も精力的に音楽活動を続けておられる、レジェンド級のミュージシャンの方なのですが…

以前から東南アジアのツノゼミの採取・分類をしており、この後登壇する丸山先生の研究室にも行き来して、最近は論文まで手がけているそうです!

このライトニングトークでは、ある意味誰よりも学者らしく(失礼!)チビズキンツノゼミについて語っておりました。

そしてそのトークの合間にふと

「ね、かわいいんです。」

とあの素敵な声で言われると、会場はほわ~んとなってしまいますね(笑)

虫好きはいつから?という質問に
「音楽で忙しくなって忘れていたけど、
ツアーとかの空き時間に虫を見てまた戻ってきた」
とのこと。

素のプレゼンで、こんなに胸を熱くさせる方がいるのも昆虫大学なんだなあ…と、待機席でなんだかじーんときてしまいました。

長くなったの休憩タイムです。
レポその4はこちら!

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by toyosaki_kanji | 2014-11-11 00:40 | 虫イベント

昆虫大学2014in横浜 レポその4

休憩をはさんで、ライトニングトークも後半へ。

(5)福富宏和さん(石川県ふれあい昆虫館 )による「虫を採る理由 -タマムシを中心に-」

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1回目の昆虫大学で、オオゴマダラの生体展示を行っていた福富さん。(今年は2日目に開催)
トーク前はお話をする機会を逸しておりマジメそうなタイトルだな~と思っていました。

1枚目のプレゼンシートも
「昆虫採集は良いことばかり」
・知力・体力・時の運を知る。
・死に触れることができる。
・本物を見抜く力が養われる。
・計画性を持った行動ができる→賢い子が育つ


という内容で、ほうほうと感心していたのですが…ここから時空がゆがみます!

大好きなタマムシの写真を並べて「かわいい!」「かっこいい!」という我が子自慢!
かっこいい虫を表すkakkoiidae(カッコイイデ)という学名をつけるべき!と力説!

さらには、ナガタマムシ属の標本の隣に「美少女ゲームの制服美少女」の絵を並べて
「つぶらな瞳」と「細い体型」という点において、ナガタマムシ属の種と制服美少女の種には「共有派生形質が存在する!」と主張!

このプレゼン画像はtwitterで拡散し、「なにを言ってるんだ」というコメントとともに600RT以上されておりました。(笑)

その後も、ずらっと並べたタマムシ標本のスライドを見せて
「かわいいでしょう?」と言った瞬間、タマムシがAKB48の顔写真に変わり

「かわいいものを並べると、もっとかわいい!」

と断言された日には、すっかり腹筋と脳が破壊されました。。。
ある意味、この日最強のプレゼンターだったと思います。

福富さん共著の「日本産タマムシ大図鑑」

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現在までに知られる日本産タマムシ全種全亜種を網羅している図鑑です。欲しい。。。

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(6)丸山宗利さん(九州大学)による「アリの巣の百鬼夜行」
ありの巣に住む珍奇な甲虫:ヒゲブトオサムシとハネカクシの話し

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好蟻性生物の研究をされている丸山先生は、1回目の昆虫大学で、アリの巣の生き物たちのパネル展示とトークをしており、最近出版された新書「昆虫はすごい」が大ヒット中の気鋭の分類学者です。
今回の展示では、カタゾウムシの展示と、マメコ商会さんの店番をされてましたが、プレゼンが始まると眼鏡をキラリと光らせ

「…虫屋というのは頭がオカシイところがあって、珍しいものほどカッコよく見える」
という言葉からトークが始まりました。

畳みかけるように
「タマムシはフツーにきれいなミーハー虫」
というまさかの福富さんdisに発展!!(驚)

「もっとカッコよい虫は…」と言って紹介したのは
ヒゲブトオサムシ&好蟻性ハネカクシ!
どちらもアリの巣に同居する珍虫です。

ヒゲブトオサムシの写真を指差しながら
「どうですか、この一体になった触角の形…」みたいなフェチトークをする丸山先生。
楽しそうな話をしている人の話は、聞いている人も楽しくなリますね〜

最後は、自身が好蟻性生物を採集している写真と共に
「…深夜、特定のアリの行列を眺めていると見たこともない珍奇なハネカクシが現れることがある。その様子はまるで百鬼夜行」

という渋い締めくくりでございました。
というか福富さんと仲良過ぎ。プレゼン待ち中もずっとじゃれあってました(笑)

著書の「昆虫はすごい」は売れ行きもすごいですよ!

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(7)とよさきかんじによる
「僕とダンゴムの7年間戦争」

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さて、いよいよ私の番です。
ちなみに、人前でプレゼンするのは学生以来なんですよね…(震え声)

前半は、絵本のあらすじ紹介から始まり、後半は絵本ができるまでの歴史についてお話しました。
7年前に作った第一世代のダンゴム。

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新潟県の里山科学館「森の学校 キョロロ」での土壌生物展でのポスター。

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一度ダンゴムを辞めた後に
絵本の編集者から連絡が来て復活したことなど
ダンゴムが絵本になるまでの7年間の歴史をプレゼンしました。

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ハイライトは、小学4年生の時に発表した自由研究「ぞうき林の生き物」

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しかし半年間で約100種類の虫を捕まえてはスケッチした昆虫少年の日々から一転…
私のろくでなしブルース写真。。。(中2)

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そして再びフィールドに戻って来たきっかけが、一回目の昆虫大学だったことや、虫嫌いの人にこそダンゴムの絵本を届けたい、という浅イイ話に持っていってプレゼンは終了。。。

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今回のスライド制作は、自分が「本当は何を伝えたいのか」を探る自問自答の旅だったのですが、結局のところ一番大きなテーマは「自分が虫の世界に帰ってきた」というカミングアウトだったのかしれません。

もちろん名だたる研究者の中で、そんな素人っぽいことを言うのはどーかと思ったのですが…
不思議とプレゼン後は、共壇者の方も展示してる方も、びっくりするくらいフレンドリーに接してくれるようになりました。

真っ裸になって愛を伝えれば(比喩)何かは伝わるものだなあ…と感じずにはいられませんでした。あとヤンキーネタは同世代に鉄板でウケますね。

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(8)荒木健太郎さん(気象庁)による
「蟲が切り拓く局地豪雨予測」

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ニコニコ超会議出演などでも有名な、新進気鋭の気象学者・荒木さんの発表は予測の難しい豪雨(ゲリラ豪雨)をどうやって予測するか、というお話。

豪雨が起こる時には、必ず上昇気流ができるので
ユスリカなどの虫を監視することで、上昇気流を可視化することができる。(なるほど!)

いわゆる虫の生態や魅力という話ではなく、虫を気象の研究に利用しようという、また新しい切り口のプレゼンに再び夜学っぽい雰囲気が戻ってきました(笑)

プレゼン後に、荒木さんの著書「雲の中では何が起こっているのか」を購入したのですが、難しい専門用語や数式が、かわいいゆるキャラに置き換えられている(!)気象学の入門書でした。
雲の成り立ちや、竜巻を起こすスーパーセルの正体など、近年身近で起こる気象災害を理解しやすいようにまとめられており、雲の研究というものがどうやって行われているか、その研究がどう役に立つかが良くわかります。そして荒木さんがいかに雲マニア&渦マニアかがわかります(笑)

さっそく、こないだ行ったフィールドでは空を見上げて、あれは巻積雲? それとも高積雲かな? と知ったかぶりで雲の分類をしてみました。

「雲の中では何が起こっているのか」

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全員のプレゼンが終わった後は、物販+交流会という流れ。

私も、何冊か絵本を買って頂きました!
私のプレゼンの中で
「虫嫌いが増えている気がするのはなぜか?」という
独白をした部分があったのですが、絵本を買って頂いた若いお客さんが
「虫を好きにならなくても、せめて嫌いにならないで欲しい」
とぽつりとおっしゃっていたのに、はげしく同意する一幕もありました。

その後は集合写真撮影、校歌斉唱。
作詞は いそはえとりさん。作曲は森翔太さん。

 
「昆虫大学校歌」

(1番)
 幼き頃は 虫まみれ
 大人の今も 虫まみれ
 訝る視線 背(せな)に受け
 今日も進むは 虫の道
 学舎(まなびや)持たぬ 流浪の学徒
 ああ 我ら 昆虫大学

(2番)
 灯りにたかる 蛾の如く
 集う我らの 多様性
 芸術家から 博士まで
 誇りも高き 少数派
 茨の道も 虫あればこそ
 ああ 我ら 昆虫大学

(3番)
 好奇心こそ 生きる糧
 思考はいつも 斜め上
 虫への愛を 突き詰めて
 この人生に 悔いはなし
 イナゴはおやつ 蚕はペット
 ああ 我ら 昆虫大学



虫好きのマイノリティさと誇りがにじみ出る、すばらしい歌ですね…(涙)

…という感じでなごやかな雰囲気の中、昆虫大学一日目がようやく終了!!

その後は近所のお店で一次打ち上げ。

キラ星の研究者さん達と卓を囲んで、同世代の丸山先生、福富さんとはヤンキー話をし、知久さんにはツノゼミのいる場所を丁寧に教えてもらい、本当に時が止まればいいのに…と思うくらい幸せな時間を楽しませて頂きました。

幸せ過ぎて、上着をどこかに置き忘れたことに気づいたのは最寄り駅についてからでした。

2日目の様子はレポ5にて!!

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by toyosaki_kanji | 2014-11-11 00:35 | 虫イベント

昆虫大学2014in横浜 レポその5

いよいよ最終レポです!

昼から行ったところ、1日目だけしか参加できなかった展示者の方のテーブルが空いていたので、絵本を売っていいよ!と学長から許可を頂き、急きょ販売ブースを作らせてもらいました。

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7年前に作ったダンゴムのプラモデル(非売品)

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絵本ということもあり
一時は託児所と化しておりましたが(笑)

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目の前でキッズに自著を読んでもらう、
という貴重な体験をすることができました!

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その間にも、twitterなどでダンゴムを知ったお客さんなど何冊か買っていただき、2日合わせて15冊くらいが売れました!お買い上げくださった皆様、謹んでお礼を申し上げます。

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そして夜学でご一緒した石川県ふれあい昆虫館の福富さんは
オオゴマダラとクロカタゾウムシの生体展示を行っておりました!

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前日の気のふれたトークをしていた方と、同一人物とは思えない接客ぶり!
満面の笑みと、すばらしく丁寧な説明で
金色に輝くオオゴマダラの蛹や

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羽化したばかりの蝶に人だかりが絶えません。

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もうひとり人員がいれば荷物が増やせるので、展示中に時間を合わせて蝶を羽化させることもできるそうです(驚愕)

クロカタゾウムシとのふれあいコーナー。

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お客さんも手に乗せてかわいがったり、写真を撮ったりと大人気でした。
クロカタゾウムシは、触ったり落としてもびくともしない硬〜い昆虫なので、こういうイベントには持ってこいなんだそうです。

丸一日、休憩も取らず
ムシの魅力を丁寧に伝える姿は正にプロそのものでした!

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そんなこんなで2日目も無事終了し、会場での打ち上げが始まりました。
ふたたび色んな方とお話させて頂いたのですが…

スタッフとして働いてくれていた、すんごい若い男の子がおりまして。いくつ?と聞くとまだ大学一年生! アリ研究で有名な丸山先生に憧れていて、どうにか会いたいとボランティアスタッフとして参加したとのこと。(泣ける)その後、丸山先生のところに挨拶に来たのですが…

「今、○アリに興味があって先生の九大に行きたいんです!」
という学生さんに対し丸山先生の答えは
「君さ、他に好きな虫はいないの?」
「え……」

というやりとりを見て思わず笑ってしまいました。

私は美大受験をするために美術予備校に通っていたのですが、飲み会で予備校の先生と話していた時に
「先生、自分には絵しかないんです!」
と熱く語ったところ
「お前はつまんねー奴だな。オレにはギターもあるし、釣りもあるぞ!」
と言われて、ガーンとなったからです。

想像ですが、おそらく若いうちはなんでもやってみて、その中から本当につきつめたいものを見つけろっていう先生特有のレトリックなんでしょうね。照れもあると思いますが(笑)
結局、丸山先生とその学生さんは一緒に記念写真を撮ってました。

あと、最後に昆虫大学Tシャツのプロトタイプが出て来て「持って帰りたい人はもらっていーよー」という事になったのですが、遠慮してる風のその若い学生さん達に、女性スタッフや女性作家さんが、「ちゃんともらった?」「ちゃんともらわなきゃだめよ!」と急にお母さんモードになって、ぐいぐいシャツを渡しているのが微笑ましかったです。みんな優しいなあ。。。

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昆虫大学2014の二日間で約550名の新規来場(再入場は含まず)ということでした。
個人的にはもっと入っていいだろう!一万人ぐらい!と思いますが会場的に無理ですね。すいません。

これだけのイベントをトラブルなく成功させたスタッフの皆様、本当にお疲れさまでした!

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そして最後になりましたが、
貴重な機会を与えてくださったメレ山メレ子学長、どうもありがとうございました!

どこから切っても濃い面子を見事にまとめ、司会から売り子までこなす姿は完璧超人でした。(ときどき廃人になってた気もしますが)またお手伝いできることがあれば、どこからでも馳せ参じます!

学長の著書、「ときめき昆虫学」

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これにて、私から見た昆虫大学のレポートはおしまいです!
長文お読み頂きありがとうございました。

おまけ:昆虫大学の校舎裏にいたヤマトシジミ。

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by toyosaki_kanji | 2014-11-11 00:28 | 虫イベント


虫絵本作家・とよさき かんじによる虫ブログです。初心者なので虫にまつわるすべてが新鮮です!


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とよさき かんじ

2014年7月に世界初の土壌生物絵本「くるりん!ダンゴム」を出版し、ダンゴムシキャラのダンゴムを広めようとしています。本業はおもちゃのデザイナーです。
長い間、虫好きを封印していましたが、TG-3を携えてフィールドに戻ってきました。間違ってる虫がいたらご指摘お願いいたします。

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